【山形めし】冷たい肉そば

山形のB級グルメ「冷たい肉そば」をご紹介します。
「肉そば」とは山形県河北町のご当地グルメです。最近では山形のB級グルメとして認識されてきました。他県の「肉そば」とはちがい、肉は鶏肉、しかもたまごを産まなくなった「親鳥」が使われます。そして、「冷たい肉そば」という名前のように冬でも冷たい汁で頂くことが一般的です。
Contents
冷たい肉そばとは?
山形県河北町におけるそばの食べ方の一つ。「冷たい」といっても冷やしラーメンのように、つゆに氷を入れるのではなく、常温で提供される。
具は鶏肉(歯ごたえのある親鶏が中心)とネギがメインで、つゆは鶏骨だしで冷たくしてある。使用する鶏肉は若鳥ではなく、堅めの鶏肉が良いとされる。
冷たい肉そばがどのようにして誕生したのかは定かではないが、以下のような説がある。
・育ち切ってしまった鶏の有効活用のため。
・賄い料理として鶏そばが、冷えても脂が固まらずに美味であったため、冷たくして提供するようにした[5]。
・大正時代に酒が飲める場所はそば店のみであり、馬肉の煮込みで酒を飲んで、締めにそばを食べていたが、ある客が残った馬肉をそばに入れて食べたところ、思いのほか美味であったために、この食べ方が広まった。戦後、調達のしやすさから、鶏肉を用いるようになった。
・温かい汁だと具の肉を食べているうちにそばが伸びてしまうため、つゆを常温で提供するようにした。
・客をもてなすのに出前でそばを取る習慣があり、そばが伸びないようにつゆを冷たくした。
河北町の企業組合である「かほく冷たい肉そば研究会」が主体となり第6回(2011年)B-1グランプリに出展したことから、日本全国に知られるようになり、河北町(谷地)に冷たい肉そばを食べに来る観光客も急増している。
引用:Wikipedia
さて、今回は山形市内の二店舗に行って食べてきました!
山形市嶋北 そば処ひろ「冷たい肉そば」
今回は山形市の「そば処ひろ」さんで頂きてきました。
ゲソの天ぷらと天つゆも写ってますが気にしないでください。
(ゲソ天が食べたかったんですよ)
具
冷たい肉そばの具は鶏肉(親鶏)とネギ が一般的です。
親鳥なので、身が硬くコリコリとした食感が特徴。
皮身の部分は脂がのっておいしいです。
こちらは、身の部分。ぱさぱさした食感ですが、鶏の味がしてこちらもおいしいですよ。
つゆ
レンゲの色と同じようなつゆなで解り難いですね。
肉そばのつゆは甘めのそばつゆで鶏の脂が浮いています。甘口のつゆに鶏脂のコクの相性が抜群です。
そば
山形の肉そばは太めの田舎蕎麦が特徴です。
太めのそばです。(以前はもっと太いそばだったような気が…)
固めでコシがあり食べ応えがあります。豪快に啜りましょう(笑)
蕎麦の風味がしっかりするそばでした。
山形市富の中 「山形の肉そば屋」
次は山形の肉そば屋さんへ。わかりやすく、自信がありそうな店名ですね。
こちらも「あたたかい」「つめたい」を選べますが冷たい一択です。
具
具はどの店も同じ「親鳥」と「ネギ」。店によっては「大根おろし」が乗ったおろし肉そば等があります。
つゆ
こちらも木のレンゲのため、汁の色がわかりにくいですね。
「山形の肉そばや」さんのつゆは鶏油の甘さとコクをすごく感じる味わいでした。鶏脂が浮いているのがわかると思います。そばつゆの風味は控えめです。
そば
麺は、冷たい肉そばにしては珍しく細めの麺です。
食べやすい麺ですが、ちょっと物足りない感じはしますね。
田舎蕎麦が硬くて食べにくいという方はこちらの方が良いかもしれません。
まとめ
山形のB級グルメ「冷たい肉そば」についてご紹介しました。
特徴としては
- 鶏の出汁が効いたつゆ
- 太めの田舎そばが多い(店によって違う)
- 量が多い店がほとんど(レディースサイズがある店も)
- 具は鶏肉(親鳥)とネギのみ。店によってトッピングもある。
- 山形県民は冬でも「冷たい」で注文する人が多い
最後の「冬でも「冷たい」を注文する人が多い」ですが、これは確証はないです(笑)。ただ、寒い時期でも肉そばを注文する人で「暖かい」を選ぶ人はほとんど見ないので。(たまに年配の方が注文しているのを見る)
もともとは山形県河北町のご当地グルメでしたが、近年山形市内でも「肉そばの店」が多くなりました。
山形にいらした際は、ぜひ味わってみてください!